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賞味期限と消費期限

 

消費者にとって食の安全を確かめる方法である表示の一つ、この期限について少し説明しておきたいと思います。

 

期限表示には賞味期限と消費期限があり、原則として全ての加工食品に記載することになっています。

 

賞味期限

定められた方法により保存した場合、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日です。

ただし、当該期限を超えた場合でも、これらの品質が保持されていることがあるものとしています。これは製造日を含めて概ね５日を超え、品質が比較的劣化しにくい食品に設定され、対象食品にはスナック菓子、レトルト食品、冷凍食品、即席めん類、清涼飲料水、牛乳、乳製品などがあります。

消費期限

定められた方法により保存した場合、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限を示す年月日をいいます。

これは、製造日を含めて概ね５日以内で品質が急速に劣化する食品に示され、対象食品には弁当、サンドイッチ、惣菜、生菓子類、食肉、生麺類、生カキなどが挙げられます。

また、品質の劣化が極めて少ないもの（砂糖や食塩、うまみ調味料、チューインガム、アイスクリーム類等）については表示を省略することができます。

 

なお、期限表示は未開封の状態で定められた保存方法により保存した場合の期限ですので、開封後は期限に関係なく早めに消費するようにしましょう。