当研究所は、食品衛生分野を専門とする研究・検査機関として1979年1月に設立し、食品衛生管理に不可欠な検便検査を基幹業務とし、食品分野及び環境分野の細菌の検査に特化した検査サービスをご提供してまいりました。
また、クライアントのニーズにお応えして1992年より、飲料水・環境水の水質検査のほか、腸内病原性ウイルス検査への拡充化を図り、高精度の検査結果をご報告できるように最新の検査技術・機器設備の積極的導入と検査体制の整備・維持に取り組んでまいりました。
私たちの業務は、正確な検査データを迅速にお客様へご報告することであり、これは「証明」という法律行為に相当いたします。
そして、この「証明」業務を継続的実施することによって培われる「社会的な信頼が化体した検査データ」は、地域社会の安全と安心を守る目として、食の安全や衛生環境の向上、環境保護に不可欠であることから、弊社が技術力と同様に「証明データに対する信頼性」を無体の企業資産として、その価値を重視し企業理念として掲げているところであります。
現在の検査業界の状況を見渡してみますと、検査技術のイノベーションが続き、例えば、細菌検査では、旧来の選択培地による培養から遺伝子増幅による検査方法への転換が大きく進展し、また理化学検査では、質量分析法の活用範囲がますます拡大し、超微量分析がIT技術と相まってルーチン分析として実施しうる時代となりました。
弊社では、これまで培ってきた微生物学検査、理化学検査の経験・技術力を活かす一方、今後、AI技術やIoT時代の到来により高度化・多様化・複雑化が予想される検査知識及び検査技術に対応すべく、よりシステマティックな検査システムを目指して次世代のスタッフ育成と設備投資に力を注ぎ、これからも地域衛生環境の発展と環境保護にお役にたてるよう尽力を尽くして参りたい所存でございます。
今後とも、倍旧のご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社 東邦微生物病研究所
代表取締役 西村 公一